FF11を本気で真面目に考える会#7

FF11に長く住み続けるいわゆる古参プレイヤーが見えるVana'dielという世界は

昔から慣れ親しんだ生まれ育った実家のような感覚。
一方で、新規の方が見えるこの世界というのは、未知の世界。例えるなら、
日本の何処か地方からいきなり海外の大都会に迷い込んだような感覚ではないでしょうか。


思い出してみてください。
初めてVana'dielに降り立った時のことを。

僕はまず一つのエリアの広さに迷い、何をしたらいいのか分からず、見ず知らずの人に
声をかけたり、街の外に出ては慣れない操作で一体の敵を倒すのに必死になっていた。
でも、FF11をやろうと決断して環境を整えて長いインストール画面を眺めて
この世界に降り立つまでのワクワクする感じと不安と期待が入り混じるこの感覚は、
きっと誰にでもあったはずです。


ここからは、僕なりの新規の視点で話していきます。
多少、辛口になってしまうのはご勘弁いただけたらと思います。


FF11やってみようかな?
FF11てどんなゲームなんだろうな?


仮にこんな思いで、公式ページに辿りついたとしましょう。

今なら新規と現役のプレイヤーの観覧できるページがそれぞれあり、
新規の方は新規向けのページに誘導される仕組みになっている。
このページにアクセスして、まず目に飛び込んでくるのがyoutubeの動画。
再生してみると今まで追加された拡張ディスクや星唄で使われたイベント
ムービーで構成されているが、古参プレイヤーには思い出深いグッとくる
内容なのはわかるが、新規の人には果たしてどうだろう。
映像に出現する初めて見るキャラクターを見たところで、
なんか人がいっぱいいて賑やかだなあくらいの印象しか残らない。

FF11、MMORPGの本質て何だろう?

やっぱり、人がいて人とのコミュニケーションだったり何か一緒の目的を
達成できたときの喜びを分かち合うことじゃないですか。
こういう事がわかる動画や紹介があれば、見え方がまた変わってくるのかもしれません。
他に新規向けのページで言うなら、膨大なコンテンツがあるのをあえてシンプルに
伝えていることは良いと思いますが、逆にシンプル過ぎます。
ジョブでいうなら最低でも基本ジョブの魔法とかアビリティの紹介、
バトルシステムならTPがあってWSがあって連携できてMBできてチェーンも狙えるよ。
所属国は3つあって最初は闇の王を目指すストーリーだよ。
これくらいの情報量であれば難しさも感じにくいし混乱はしないでしょうし、
少しは魅力が伝わるはずです。
今時の新しいゲームの公式サイトを見ても、これくらいのことは何処でもやってます。

新規向けの宣伝のやり方でいうなら、
今ならやはり映像コンテンツでしょう。Youtube、youtubelive、ニコ生など。
個人的にはヴァナTVの企画は好きでした。若い世代を狙った声優さんのキャスティング
はなかなか面白かった。予算的にスポンサーがつかないとやっぱりもう厳しいのかな。
昔はテレビにFF11のCMが流れましたが、今はメディア的にYoutube広告なのでしょうか。

といったところで、
今回は新規の方がFF11に辿り着けるかどうかの話でしたが、
次回は新規の方がFF11に辿り着けてからのゲームの中の話をしていきます。
つづく