FF11を本気で真面目に考える会#20

外国人プレイヤー編

 

 

ということで、いきなり何を言い出すんだって話ですが(笑)

 

YoutubeのFF11関連の動画を見ていると、意外に、外国語のコメントが結構目立ちます。

そこまで英語ができない僕でもコメントを見てると、

 

「FFXIはファンタスティックだ!awesomeだ!」

「FFXIは今でも僕の心のなかに生き続けてるよ!」

 

といった肯定的なコメントや昔を懐かしむコメントが見受けられます。

 

 

また昔の話をしてしまうのですが、外国圏のプレイヤーのサービスが開始された当初の

プレイヤー人口の増え方と盛り上がりといえば凄いものがあった。しかし、多くの外国

人プレイヤーの参入にも関わらず、新規の外国人専用サーバーを開設することはなく、

既存のサーバーで日本のプレイヤーとの共存を強いられる外国の方は、当時どういう風

に思われてたか僕には想像がつきませんが、当時の開発運営側としては、試験的なこと

もあり、日本と外国のプレイヤーは共存できるという見解だったのでしょう。

 

FF11にはタブ変換という機能があり、ワード単位の用語や簡単な挨拶などの定型文が

一瞬にして翻訳できて、時にはネタとしても使えてしまう素晴らしい機能。

しかし、簡単なワード単位のやり取りができても、正確な文法や伝わる文章がそれで

できたかというと微妙なところで、完全な意思疎通は難しかった。

 

これにはユーザー側のタブ機能の認識や使い方にも問題があって、

例えば、日本の方が外国の方に対して、必死にタブ変換しても、伝わった伝わらなか

ったことを別にしても、その日本の方に対するレスポンスにタブ変換を使わずに、

一方的に自国の言語を使ってしまえば全く意味がないし、そういうことが多々あった。

日本製のゲームでも世界共通語は英語なんだよ!と言われれば、それまでですが、

ネットの仮想世界では、そもそも指定された標準語がないので、多国籍多言語の

プレイヤーが交流することは容易ではなかった。

 

また、個人的な見解ですが、

日本人プレイヤーは、差別的とは言いませんが、排他的閉鎖的な一面があるように

思っていて、例えば、PT希望のサーチコメントに「JP ONLY」という言葉も昔はよく

見かけました。このワードは外国の方にとっては抵抗あったのではないでしょうか。

日本の方からしたら快適なPTを作りたい一心だったと思いますが、外国の方からし

たら少し距離が空いてしまうワードだったのではないでしょうか。

日本人てのは、外国の文化や風習風土には関心や尊敬があると思うのですが、逆に

外からのアプローチに対しては一線を引いてる部分があるように思えます。これは

国民性の問題、日本が島国だからとか鎖国の歴史があるとか移民問題とか、ね、

話が大きく、逸れつつあるのでこれくらいにしておきます。

 

 

 

つまり、この記事では何が言いたかったというと、

外国人プレイヤーにとって、FFXIというゲーム自体は評価していましたが、

MMORPGの環境的な意味で言えば、必ずしも快適ではなかったのではないか。

という自分なりの考察です。

 

当時、あの大勢いた熱狂的な外国人プレイヤーは何処にいってしまったのか。

15年の経過?次世代オンラインゲームの存在?リアルの事情?

要因は色々あるでしょう。

でも、今でも時間帯によっては外国の方も少数見受けられますし、たまに流れる

シャウトを聞いてると、FFXIが今でも本当に好きなんだなと親しみが沸きます。

 

MMORPGは沢山あっても、日本人が作る日本産のゲーム、

ファイナルファンタジーの世界観や独自の感性によって創られた世界が

外国の方にわかる人にはわかるのでしょう。

 

 

 

もうFFXIから離れていて戻れる状況ではなくても、勿論戻って来ても欲しいですが、

FINAL FANTASY XIという世界は、心になかに生き続けて欲しいものです。